宇宙兄弟1巻が面白かった

宇宙兄弟』1巻が面白かった。

元々、Twitterでフォローしている方が
宇宙兄弟』を宣伝しているのを見て気になっていて、
何かの弾みでkindleで購入(3巻まで無料)した。

実は以前、いつどういう形でだったか忘れたけど、
宇宙兄弟』1巻を1話だけ読んだことがある。

そのときは、全然「刺さらなかった」。
なぜかはわからないけど、
そのとき僕は、半ば「面白くないじゃん」と言うために『宇宙兄弟』1巻を手に取っていたような気がする。

でも、今回、Twitterで流れてくる、
ファンの方々が『宇宙兄弟』の世界観を楽しんでいる様子を見て、僕も『宇宙兄弟』のファンになりたいと思い、再チャレンジした。

そしたら、「刺さった」。

めちゃくちゃ面白く感じたのだ。

「刺さった」のは、僕が以前読んだときに
「ありきたりじゃん」と切り捨てた、
1話の最後の、ムッタが書類選考の合格通知を受け取ったシーンだった。

要約すると(軽くネタバレ(笑))、
会社をクビになった男(主人公ムッタ)が、こどもの頃、宇宙に行くことを夢見ていたことを思い出しながら、現実には別の仕事をしていたところに、周りの計らいがあって、本人の元に突然、JAXAから宇宙飛行士選考の書類選考・通過通知が届くシーン。

ムッタが合格通知を受け取って、読者に顔を隠して泣く。僕はムッタの震える背中を見ながら、このシーンの何が僕の心を打ったのか、考えた。

最初は、僕がついこの間まで専業主夫をしていて似たような(無職から仕事を得るという)経験があったからだろうかと思った。
でもそれも違う気がした。


このシーンが僕の心を打ったのは、
ムッタが「自分の居場所を得た」からではないだろうか。
ひとりの人間として、誰かが社会に「自分の居場所を得た」ときの「安堵感」に、僕は共感したのではないだろうか。

居場所とはいっても、書類選考に通過しただけの「一時的な」ものだ。

それでも、ひとは自分の心からの願いが他者に迎え入れられたとき、「ここにいていいんだ」という安堵感を抱くのではないだろうか。

詳しい話は、ぜひ『宇宙兄弟』1巻を実際に読んで味わってみてほしい。

そして、一緒に『宇宙兄弟』のファンになりましょう!
(1巻しか読んでないのに偉そうなこと言ってすみません(笑))


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