「僕も偉いし、みんなも偉い」

 ツイッターで誰かが「継続していることがあるって本当にすごい事」「(何かを継続しているらしい)僕も偉いし、みんなも偉い」と呟いていて、その「僕も偉いし、みんなも偉い」という言葉が、特別な言い回しでもないのに心に響いた。

 

 「偉い」という誰かを褒める表現を自分に向けて発していることが新鮮に感じられたからだと思うのだけど、それだけでなくその人が「僕も偉い」と言ったことがなぜか僕自身にとっても気持ちが良かった。

 

 もしかしたら、人は、誰かに向かって「偉い!」と言うだけでなく、自分自身を肯定することで自分と同じような誰かのことを肯定することができるのかもしれない。

 

 逆も然りで、恐らく、「こういうことをしている自分は惨めだ」と言うことは、「こういうことをしている誰かは惨めだ」と言うのと同じことなのだろう。

 

 そんなことをいちいち考えていると何も書けなくなりそうだけど、せめて自分自身をもっと「偉い!」と自分で胸を張って肯定できるようになっていきたい。

 

 おしまい