2018年9月21日は一生に一度しかありません。

 「いつこの暑さが終わるんですかねぇ」とわざとらしく嘆いていたのが遠い昔に思えるほど、すっかり秋になってしまった。同じように「もう9月ですねぇ」「早いですねぇ」と言っていたのがきのうに思えるほど、あっという間に9月下旬になってしまった。

 子どもの時は「めんどくせぇなぁ」と思うほど入学式や始業式、受験に就職活動にたくさんイベントがあって、それを通過することで「社会人」になることができた。

 でも、大人になって社会に放り込まれると、「放置プレイか!」と思えるほど、ただ待っているだけではイベントがやってこない。

 もしかしたら、人によってはイベントがないことを物足りなく感じて、「そうだ、『結婚』して『大人』になろう」と考え、結婚という儀式を用意しようと考えるのかもしれない。

 

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 結婚しようが何だろうが、40歳くらいになると、同年代の人たちと言葉が通じなくなるほど家庭や人生は様々で、簡単には言葉に言い表せないほど混沌としてくるのだと思っている。

 だから、お金とか家とか、わかりやすい言葉だけでしか会話が成立しなくなるのだと思っている。

 

 やる気がない勢い(変な言葉)で書き出したこの文章を、「みんなが見ているものではなく、自分だけが積み上げられる価値に注目し、注力していきたい」と、それっぽいような、ぽくないような言葉で締めくくって、一生に一度しかない2018年9月21日を終えることにしよう。

 

 2018年9月21日は一生に一度しかありません。

 

 おしまい