心が動いたものに身体を動かす
たいそうなことは書かない。
普通に生活する中で思ったことを、そのままの大きさで両手で掬って取り出すように文章に表現してみたい。
頭が悪いのに頭でっかちになりがちな僕は、「ブログを書くぞ」となると、商品やサービスのレビューのような有用な情報を提供し、話題になっている出来事に対して意見を表明しなければならないと考える。
しかし、頭と口が動いても心と身体がついていかなければ、じぶんを含めた誰にとってもつまらない文章が残るだけで、後になって「これはじぶんの書いた文章とは認めたくない」と思い、それを消し去ってしまいたくなるだろう。
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なんとなく「欲しい」と思っていたMacBook Airを購入したことをきっかけに、僕はまた心を動かし始めた。
それまで、大きなことをはっきりと言いがちな「頭」の言うことに従って、僕はじぶんの心の動きを制御していた。
「そこは動いちゃだめ」「そこは動いていいよ」とやかましく言われ続けた心は次第に「もういいや」と言ってじぶんから動き出すことをやめていき、心の支持を失った行動に身体もついていかなくなり、孤立した頭を抱えて、僕は悩んだ。
心の動いたものに身体を動かすと、心はどんどん動き出して元気になっていく。
いまは『大人のペン字練習帳』がいちばん楽しい。
おしまい