家事を必要以上にやってあげてはいけない

 自慢するほど凝ったものや美味しいものが作れる訳ではないのだけど、僕は料理が好きだ。

 わかりやすく家族のためになるのも嬉しいし、手際よく何品目も作れた時は気持ちがいい。

 だから、我が家では、週末に平日5日分のおかずを作って冷凍しておくのだが、その役割を主に僕が担当している。

 

ーーー

 Macbook Airを買ってはてなブログとnoteを始めてから1ヶ月くらいが経とうとしている。

 以来、僕はどうしても夜が少し遅くなりがちだったし、妻の好意に甘えて、洗濯物や掃除にほとんど関わらなくなっていた。

 まぁ、料理をしているので全然良いのかもしれないが、息子のお迎えから晩御飯の用意・お風呂という最も「バタバタして疲れる」家事を妻にしてもらっているので、洗濯物くらいもう少し関わりたいとなんとなく思っていた。

 それで、僕が苦笑いしながら「最近、全然洗濯物やってないわ」と妻に言ったところ、妻は「これは洗濯物をやってあげたらいけないな」と思ったらしい。

 就寝前になって、いつもは彼女が夜のうちに干すところまでやってしまうのを、洗濯・脱水の終わった洗濯物を洗濯機の中に入れたまま、僕がパソコンを終えるのを待っていた。

 結局、僕は作業に夢中になって洗濯物のことを忘れていて、パソコンを終えたあとで「あ、今日はやってくれないんだった!」と思い出し、それから洗濯物を干した。

 

 時間にして10分か15分くらいだったと思う。それでも、僕は最初は「今日はやってくれないんだ、チェー」と思ったのだが、やったあとで考えると、やるべきことをやった後の達成感が少しだけあって、気持ちよかった。

 

 うちは役割分担が明確に決まっているわけではないが、それでも、パートナーの家事を必要以上にやってあげてはいけないのだと思う。

 我慢してやってあげた方は、なんだかんだ言って相手のことを恨んでしまうだろうし、やってもらった方はやってもらうことが当たり前になって、どんどん悪い意味で甘やかされていってしまい、たまにやってもらえない時に相手を恨むことになってしまう。

 

 お互いが「やるべき」と思ったことをちゃんとやって、相手にもやらせることが、誰かと一緒に気持ちよく生活していく上で大切なことなのかもしれない。

 

 おしまい